これからのクリニック経営のポイントは「女性の働きやすい環境作り」

大矢 裕之
大矢 裕之
ドクターの相続対策・事業承継専門の東京ミライズです。

今回のタイトルはいつもお世話になっている歯科の先生のお言葉です。

厚労省が発表した令和2年衛生行政報告例によると、就業歯科衛生士の人数は14万2,760人。
(参照:令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況-厚生労働省

一方で、歯科医療振興財団の事業報告によると、2019年2月時点の歯科衛生士名簿登録者数は28万3,032人。
(参照:平成30年度事業報告書-一般財団法人歯科医療振興財団

つまり、歯科衛生士の資格を持ちながら、未就業もしくは歯科から離れている人が約14万人も存在しいます。

これは歯科に限ったことではありませんが、特に医療機関で働くスタッフは、看護師や事務員など女性の占める割合が多いため、安定したクリニック運営のためにも女性が働きやすい職場環境をつくることが大事です。

つまり、結婚・出産・親の介護などを機に、働き方を変える必要に迫られた時、優秀なスタッフの離職を防ぐことはこれからも重要なタスクとして捉える必要があります。

それでは具体的にどのような対策が必要になってくるか考えてみたいと思います。

1.産休や育児・介護休暇がとりやすい規定・仕組みの整備

2.復帰支援教育プログラムの策定

3.柔軟な勤務時間の設定など働き方の選択肢を増やす

4..保育施設の確保

一朝一夕には難しい対策もありますが、スタッフが毎日気持ちよく働き、万一の時は休めるよう、まず先生が中心となり、お互いの都合に理解しあえるクリニックの環境作りが今後ますます大切になると思われます。

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東京ミライズは不動産をを活用したコンサルティングに加え、今後クリニックが抱えている様々な課題解決のお手伝いをしてまいります。

これからの東京ミライズにご期待ください。

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この記事を書いた人

大矢 裕之(オオヤ ヒロユキ)

株式会社東京ミライズ執行役員。
岩手県盛岡市生まれ。鉄鋼メーカーから40代でメガバンクに転身。
2017年取引先の東京ミライズに転籍。管理部門責任者として各種規定整備を行う。現在は「ドクター相続」事業責任者として、「ドクターの抱えている相続承継の課題解決型プラットホーム」を構築中。阪神タイガースファン、趣味はウクレレ。シャブリワインとポテトサラダが大好物。