
全国平均も2年ぶりに上昇、北海道は4%大幅上昇

7月1日に発表された路線価は、令和4年(2022年)1月1日以降に発生した相続や贈与において、土地を評価するための基準と定められた価格のことで、税額計算上重要な指標のひとつです。
都内路線価は平均前年比1.1%上昇し、全国の平均変動率は前年比プラス0.5%上昇しました。
全国の最高路線価は37年連続東京都銀座5丁目銀座中央通り(鳩居堂前)で1㎡あたり4,224万円でした。
地方に目を移すと、上昇率トップは北海道です。
新幹線延長を控え、再開発が盛んな札幌市周辺は大きく上昇しています。
全国の上昇率がプラス0.5%という結果になったのは、札幌市、仙台市、広島市、福岡市がプラス5%以上となったことが要因であり、これら4市を除く地域の数値ではマイナス0.5%になります。
地方では地域による格差が広がっており、全体的な回復にはまだ時間がかかりそうです。
東京都内の最高路線価である地点のうち、上昇率の大きかったのは
①北千住駅西口駅前広場通り 5.0%
②中野駅前北口駅前広場前 4.9%
③自由が丘駅前広場通り 3.7%
となっております。
上昇率トップの北千住はあいみょんの「ハルノヒ」の歌詞に『北千住』がでてきたり、DAIGOが「北川景子と再会したのが北千住だった」発言したりと、いい意味で注目度が上がってきています。
また交通の利便性が高く、つくばエクスプレス線をはじめ、東京メトロ日比谷線や千代田線など全5線路が通っており、都内のオフィス街として有名な大手町や日比谷駅までも約20分で乗り換えずに行くことができます。
今回の路線価は都市中心部、駅前地区、地方圏の路線商業地などに上昇が見られています。
先生のお住まいのエリアいかがでしょうか。
バブル時代は全国どこも一律値上がりしていましたが、今は地域によるバラツキも拡大しています。
今後不動産の売買を検討される場合は地域の将来分析をして動くことがより大事になってきます。

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